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研修動画の種類と作り方

一口に「研修動画」と言っても、作り方は大きく6つに分かれます。
形式選びを誤ると「作ったのに視聴されない」「費用をかけた割に伝わらない」につながります。研修の目的から逆算して形式を選ぶのがこの章のテーマです。

この章でわかること

  • 研修動画の代表的な6つの形式と向き不向き
  • 研修の目的別にどの形式を選ぶべきか
  • 迷ったときの決め方(形式は組み合わせてよい)

研修動画の6つの形式

① 講師撮影型

講師や社員が話す姿をスタジオ・会議室で撮影する定番形式。顔が見えるので説得力と当事者感が出る。経営メッセージ・導入挨拶・座学研修に向く。

② スライド動画型

PowerPoint等の資料にナレーションを付けて動画化。撮影不要のため短納期・低コストで、既存の研修資料をそのまま活かせる。制度説明・知識研修の主力。

③ アニメーション型

図解やキャラクターで概念を説明する形式。抽象的なテーマ(コンプライアンス・情報セキュリティ・ハラスメント防止)を柔らかく伝えられる。出演者が不要。

④ セミナー・講演収録型

実施済みの集合研修・セミナーを収録し、編集して教材化する形式。1回きりの研修を繰り返し使える資産に変えられる。欠席者フォロー・全国展開に向く。

⑤ 動画マニュアル型

業務手順・機器操作・接客動作を実演で見せる形式。手元の俯瞰撮影や画面キャプチャを使い、紙の手順書より速く正確に伝わる。新人教育・技能伝承の定番。

⑥ eラーニング教材型

動画に確認テストや章立てを組み合わせ、SCORM/xAPI準拠のデータとしてLMSに載せる形式。受講管理・修了判定が必要な必須研修はこの形式になる。

研修の目的別・形式の選び方

  • 新人研修・オンボーディング ② スライド動画+⑤ 動画マニュアルの組み合わせが定番。毎年同じ説明を繰り返す負担を減らし、配属後も見返せる
  • 業務手順・機器操作の標準化 ⑤ 動画マニュアル。属人化していた手順を映像で標準化。拠点間の品質差をなくす
  • コンプライアンス・全社必須研修 ③ アニメーション or ① 講師撮影+⑥ 確認テスト付きeラーニング化。受講記録が残る形式が必須
  • 技能伝承・実技指導 ⑤ 実演撮影(手元・俯瞰)。ベテランの動きをスローや字幕で分解して見せる

判断の軸は2つです。「動きを見せる必要があるか」(あるなら撮影型・マニュアル型)と、「受講管理が必要か」(必要ならeラーニング教材型でLMSに載せる)。この2軸で絞ると、形式はほぼ決まります。

迷ったら「組み合わせ」で考える

1形式に絞らなくてよい

実際の研修動画は「講師撮影のイントロ+スライド動画の本編+確認テスト」のように組み合わせで作るのが普通です。全編を撮影で作るより費用を抑えられ、更新も楽になります。どう組み合わせるかは制作会社側から提案できるので、発注時点で形式が決まっていなくても問題ありません。次章の「発注前に決めておくこと」が整理できていれば十分です。

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