
学習教材の編集・図版・校正(校閲)・印刷/製本
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編集・原稿整理/組版入稿・校正(校閲)・印刷/製本の特徴
教育に特化した専門スタッフたちが、
学習参考書・教材の企画立案〜執筆を終えた原稿を編集・原稿整理/組版入稿・校正(校閲)・印刷/製本をしていきます。
原稿整理・組版入稿
学習参考書の原稿整理・組版入稿では、執筆する講師の先生やライターでは「用字用語・文体・体裁の統一」などが厳しい場合が多いので、組版に入稿する際に原稿整理することとイラストや図版部分を入れる部分の説明が分かりにくい場合には、デザイナーへの指示を加筆する必要があります。
学習参考書・教科書・教材では、教科や学年、準拠する教科書などによって用字用語が異なることが多くあります。そのため、解説や問題での文体や設問文の言い回しの統一を行います。
【例】「設問部分」の言い回し
①あとの問いに答えなさい。
②次の問いに答えましょう。
【例】「接続語の問題」の言い回し
① に入る接続語を答えなさい。
②前後の文を正しくつなぐ言葉を答えなさい。
組版の準備のために文字サイズや書体・色などの指示を加えていきます。組版を行う上で「word」などのテキストデータで作成された文章のデータがあればテキストデータを流し込むことでできるので、入力の手間が省けますが文字データがない場合には文字起こしが必要となります。編集プロダクションの中には組版を協力会社や他社へ委託することが多くありますが、エデュコンでは社内にデザイナーがおりますので、準備が整った段階ですぐに組版に移ることが可能です。
写真を使用する際には、著作権が絡むため使用をする際には注意が必要です。学習参考書などで使用する写真はフォト・エージェンシーなどから借用しますが、写真の内容によっては市区町村・外国の観光協会や神社・寺院などに連絡を入れて借用する場合もあります。また、文章の著作権申請の手配も日本文藝協会などに申請をして使用許諾を取りますが、日本文藝協会に登録のものでない場合には対象の出版社や個人に連絡を入れて文章の著作権の許諾を取る必要があります。
Adobe Illustratorなどのソフトを中心に次のような図版の作画をしていきます。 【イラスト制作・図版制作の例】 英語・・・登場人物・挿絵 数学(算数)・・・図形/立体・関数/グラフ・挿絵 など 国語・・・登場人物・挿絵 理科・・・動物・植物・実験器具・グラフ・挿絵 など 社会・・・地図・地形図・グラフ・挿絵 など 図版の制作は種類や量によって差がありますが、図版を制作するにはデザイナーが正確に制作できる図版制作の指示が必要になります。
図版制作

エデュコンではAdobe社「Illustrator」を使用して図版の制作を行います。教材制作の要件によっても異なりますが、通常ですと初稿チェック後に大きな問題がないものから随時図版を制作をしております。また、図版制作のみを編集プロダクション様からご依頼いただく場合もございます。
組版
DTPでは主にエデュコンではAdobe社「Indesign」やモリサワ「MC-B2」を使用していきます。見本組で制作した統一体裁でページ組版が行います。組み上げた学習参考書・教材の内校を行い、修正をしてから校正(校閲)を行っていきます。
校正(校閲)
学習参考書・教材では、通常の出版物と異なり誤字脱字の「文字校正」とともにより細かい「内容校正」を行っています。学習参考書・教材の内容校正では、「問題が成立しているか」「解答ミスはないか」「学習指導要領を超えていないか」「学習内容上でミスではないか」をチェックします。エデュコンでの校正は「文字校正」と「内容校正」の2種類を、英語・数学(算数)・国語・理科・社会・公務員採用試験などの教科に満遍なく対応しています。
学習参考書の初校校正では、①原稿照合校正②素読みでの文字校正と内容校正③イラスト・図版のチェックの①〜③の作業を複数の校正者で行います。 ①の「原稿照合構成」とは「word」などのテキストデータでデザイナーに渡した内容が原稿にきちんと反映されていたり、ページ割りが間違っていないかの確認を行います。 ②の「素読みでの文字校正と内容校正」とは校正の編集担当者は、複数の校正の内容(ゲラ)に朱入れの内容を一本化してデザイナーに戻します。この際にレイアウトの統一、記号類の使い方、本文の言い回しなどの統一なども行います。 ③の「イラスト・図版のチェック」とは依頼をした情報を正確に反映した図版になっているかなどの確認を行います。
初校の校正内容を①素読みでの文字校正②内容校正を行います。最校での校正は教科書など内容によっては複数回行う場合があり、再校の回数によって費用が前後します。
再校校正の内容を朱字照合中心に行い、全ページを基本事項に従い点検を行います。 再校時に修正が多かった場合には、再度素読み校正で念を押す必要があります。
印刷・製本
学習参考書の印刷・製本では印刷会社にてオフセットにて印刷を行うことが多くあります。※印刷部数が 100 ~ 300 冊程度の場合はオンデマンド印刷を用いることもあります。 印刷の種類には主に ①無線綴じ ②中綴じ ③平綴じ があります。
エデュコンでは、様々なタイプの教材の原稿を
編集・原稿整理/組版入稿・校正(校閲)・印刷/製本のお手伝いをします。
中学校・高校・大学で使用をする教材の校正(校閲)をしたい。
入学試験問題(入試)の原稿の編集・原稿整理/組版入稿・校正(校閲)・印刷/製本・事前チェック・事後チェックをしたい。
タブレット用・アプリ用の映像授業用の問題の文字校正・内容校正をしたい。
検定教科書・参考書の教材の校正(校閲)をしたい。
学習塾・予備校で使用をする教材の校正(校閲)をしたい。
学習教材制作のフロー
一般的な学習教材の制作の場合
学習教材の制作企画・スケジュール立案 / Planning
学習教材の制作をすることの背景と目的を伺い、このヒアリングをもとに弊社の編集プロダクションのスタッフが解決するべき課題を明確にして、学年・科目・レベルなど具体的なイメージに落とし込んでいきます。そして、内容をもとに具体的な学参制作スケジュール、どのように教材を制作するかなどの出題構成など提案書を作成していきます。
原稿制作 / Contents
教材制作の提案書の出題構成をもとに制作する問題の題材や、教材の設問の流れを提示していきます。その後、より深めた内容をもとに各科目の学参制作専門の担当/プロのライターが、良問の教材制作、新傾向の問題の教材制作など高い品質の教材を制作していきます。
校正・校閲 / check
完成した学習教材の原稿はプロダクション内部の編集スタッフが複数人で文字校正・校閲や出題範囲から逸脱していないかを内部でチェックして、教材の誤植や出題のミスを防ぎます。
図版・組版・印刷 / Design・Print
学習教材の校正・校閲後の原稿を整理して、教材の図版の制作を行い写真やイラストを入れた上で組版を行い、印刷用のデータを制作していきます。校正紙のデータをもとに表現の修正や設問の条件追加など最終チェックを行います。


小学生向け教材制作
中学受験用の教材・適性検査型問題の教材・学校の検定教科書・中学入試問題・中学受験用の模擬試験・学習塾用の教材・映像コンテンツ・英語教材・中学入試問題の事前事後チェック・教科書改定・入試分析などの小学生/ 中学受験向けの教材・中学受験情報誌などを原稿制作~図版制作・組版などワンストップで制作しています。


中学生向け教材制作
高校受験用の教材・特色検査問題の教材・学校の検定教科書・高校入試問題・高校入試模擬試験・学習塾用の教材・映像コンテンツ・高校入試問題の事前事後チェック・教科書改定・入試分析などの中学生/ 高校入試向けの教材・高校受験情報誌などを原稿制作~図版制作・組版などワンストップで制作しています。


高校生向け教材制作
大学受験用の教材・AO 入試の教材・学校の検定教科書・大学入試問題・難関大学入試問題・医学部入試問題・大学入試模擬試験・学習塾/ 予備校用の教材・映像コンテンツ・大学入試問題の事前事後チェックなどの高校生/ 大学受験向けの教材・英語4技能・大学受験情報誌などを原稿制作~図版制作・組版などワンストップで制作しています。

公務員採用試験教材制作
公務員採用試験の対策教材(国家総合職・地方上級・国家一般職・警察官/ 消防官・公務員共通など)・公務員採用試験の面接対策教材・映像コンテンツ・公務員採用試験模擬試験・公務員採用試験対策予備校教材・ウェブ用教材の問題作成・事前事後チェックなどを原稿制作~図版制作・組版などワンストップで教材制作しています。

映像授業・映像コンテンツ制作
映像授業・デジタル教材制作・研修動画制作・YouTube動画コンテンツ・講演会/説明会コンテンツ制作・PV制作など様々な映像制作が可能です。「電子黒板」や「黒板」、「スライド型撮影」など社内のスタジオで撮影が可能であるため、最適なコンテンツをワンストップで制作することが可能です。
教材制作に関するコラム
エデュコンでは学習参考書(学参)に特化した編集プロダクションの目線でどんな教材がオススメであったり、よい教材制作の各科目の制作に関するコラムで情報を発信しております。