デジタル教材の制作7工程
デジタル教材は、原稿を書いて撮影・開発すれば完成、というものではありません。
制作の流れを 7 つの工程に分け、各工程で何が行われ、発注者は何をするのかを解説します。
この章でわかること
- 要件定義から公開・保守までの制作 7 工程
- 各工程で発注者がやること
- デジタル教材ならではの「検証」「保守」工程
デジタル教材制作の 7 工程
要件定義
整理した要件を制作会社と一緒に仕様に落とし込みます。配信環境・端末・機能・分量を確定させ、以降の設計の土台にします。
目的・対象・環境を伝える。既存LMSの仕様書があれば共有。
企画・設計
学習の流れと画面設計を作ります。動画なら構成台本、eラーニングなら画面遷移図・出題設計。ここで教材の骨格が決まります。
構成案・設計の確認と承認。
原稿・素材制作
台本・テキスト・問題・図版・イラストなどの中身を作ります。品質を最も左右する工程で、教科の専門知識が必要です。
社内資料・既存教材など素材の提供、内容監修。
開発・実装
動画の撮影・編集、eラーニングのシステム実装、アプリのプログラミングなど。設計図を実際に動くものにする工程です。
基本は待ち。中間デモの確認。
検証(テスト)
実機・実環境での動作確認。対応端末すべてで表示・操作・採点が正しく動くかを検証します。デジタル教材ではここの工数が紙より大きくなります。
内容の最終確認、社内環境での動作確認。
納品・公開
完成データの納品、またはLMSへの登録・公開作業。配信形式(SCORM、動画ファイル、アプリ配信など)に合わせて納品します。
公開後の保守・運用
内容の更新、不具合対応、端末・OS更新への追従など。デジタル教材は公開して終わりではなく、使い続けるための保守が発生します。
更新方針・保守契約の取り決め。
工程を知っていると
何が変わるか
見積りが
読めるようになる
工程ごとの内訳(設計費・開発費・検証費・保守費)の意味がわかり、複数社の見積りを比較できます。
スケジュールの
勘所が分かる
遅れは「素材待ち」「確認待ち」「検証」で起きやすいと予測でき、先手を打てます。
どこから頼むか
選べる
原稿が既にあるなら開発以降だけ、企画からなら最初から、と部分発注の判断ができます。
この章は「制作の中身(7工程)」の解説です。お問い合わせから納品までの全体的なご依頼の流れは 制作フロー をご覧ください。



