デジタル教材・ICTコラム
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学習指導要領が「デジタル」になる——指導要領コードで教材とつながる時代へ
令和8年7月22日、中央教育審議会の教育課程部会 総則・評価特別部会が、次期学習指導要領に向けた「取りまとめ(案)」を公表しました。授業時数の柔軟化や学習評価の改善など論点は多岐にわたりますが、教材制作の現場にとって見逃せないのが 「デジタル学習指導要領」 の構想です。学習指導要領そのものがWebベースのデジタル基盤になり、学習指導要領コード を介して教材や問題とつながる——そんな方向性が具体的に示されました。まだ「案」の段階であり細部は今後の審議で変わりえますが、大枠の流れは教材づくりの前提を変えるものです。現時点で分かっていることを、制作会社の視点で整理します。
サキドリ研究校とは——全国316校で始まっている、次期学習指導要領の「先行実践」
次期学習指導要領の大きな柱の1つが、各教科の標準授業時数の一部を学校の裁量に振り向けられる 「調整授業時数」 の仕組みです。以前のコラムでは「授業時数を最大15%削減できる方向」という検討の第一報をお伝えしましたが、実はこの仕組み、答申を待たずに 全国の学校がすでに「先取り」で実践を始めています。その担い手が、文部科学省の指定する 「サキドリ研究校」 です。令和8年7月22日の中央教育審議会 総則・評価特別部会「取りまとめ(案)」とあわせて公表された指定校一覧(令和8年7月現在)をもとに、この取り組みの実像を整理します。
令和8年度 全国学力・学習状況調査の結果公表を読む——中学英語の全面CBT化とIRTスコアの見方
令和8年7月16日、文部科学省と国立教育政策研究所から 令和8年度 全国学力・学習状況調査 の「結果公表①」が発表されました。今年度の調査は、中学校英語の4技能すべてが CBT(コンピュータで受ける試験) で実施された初めての年であり、結果の示し方にも IRTスコア という新しいものさしが使われています。紙の一斉テストから、コンピュータとデータを前提とした調査へ——大きな転換点となった今年の結果を、教材制作の現場の視点で読み解きます。
デジタル教科書の導入検討はいま──国が見極める「効果・健康・現場の声」
デジタル教科書の本格的な導入に向けて、国の検討が進んでいます。2026年7月、文部科学省の検討会議で、「デジタルな形態を含む教科書」の発行・採択の指針づくりが議論されました。そこで扱われたのは、紙とデジタルの効果的な使いどころ、子どもの健康への影響、そして学校現場の声という3つの論点です。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、この検討の全体像をやさしく整理します。(各論点の詳細は、後半のリンク先で個別に解説します。)
デジタル教科書の発行・採択はどう変わる?──制度の見直しと現場の声
デジタル教科書を本格的に導入するには、内容の良し悪しだけでなく、「どうつくって届けるか(発行)」「どれを使うか、どう決めるか(採択)」という仕組みを整える必要があります。2026年7月の国の検討会議では、この発行・採択の指針づくりが議論され、学校現場への意向調査の結果も取り上げられました。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、少し分かりにくい制度面をやさしく解説します。(全体像はデジタル教科書の導入検討はいまをご覧ください。)
デジタル教科書と子どもの健康──目・姿勢への配慮と、上手な使い方
デジタル教科書が広がるなかで、多くの保護者や先生が気にかけているのが、子どもの健康への影響です。画面を見る時間が増えることで、目や姿勢は大丈夫だろうか――。この不安は自然なものです。実際、国の検討会議でも健康への影響が論点の一つとして取り上げられました。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、目・姿勢への配慮と、家庭や学校でできる上手な使い方を整理します。(導入検討の全体像は、デジタル教科書の導入検討はいまをご覧ください。)
授業時数「最大15%削減」へ──浮いた時間を“個別最適な学び”に変えるには
文部科学省が、各学校の判断で教科ごとの年間授業時数を最大15%ほど減らせる仕組みを、2028年度にも導入する方針を示しました。次期学習指導要領(2030年度〜を想定)に向けた見直しの一環で、中央教育審議会で議論が進んでいます。「授業が減る」という言葉だけを見ると学力低下を心配したくなりますが、改革のねらいはむしろ逆です。本コラムでは、決まろうとしていることをやさしく整理したうえで、浮いた時間を「個別最適な学び」に変えるための視点を、教材制作の現場から考えます。
教材制作に生成AIをどう活かす?──下書き・作問・校正の“支援”と、人が担う品質
生成AIの登場で、教材制作の現場でもAIをどう使うかが話題になっています。うまく使えば下書きや作業を効率化できますが、そのまま教材にできるわけではありません。本コラムでは、教材・問題制作の現場(作り手側)の視点から、生成AIが役立つ場面と気をつけること、そして「最後は人が品質を担保する」という原則を整理します。
「学べる」動画教材のつくり方──見せて終わりにしない設計のポイント
動画は、デジタル教材のなかでも身近で人気のある形式です。ただ、「撮って公開すれば学べる」わけではありません。ぼんやり眺めて終わってしまう動画と、しっかり学べる動画の違いは、設計にあります。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、「見せて終わりにしない」動画教材のつくり方を整理します。
CBT(コンピュータで受ける試験)が広がると、教材はどう変わる?
試験の形が、紙からコンピュータへと広がりつつあります。画面の上で問題を読み、キーボードやタッチで解答する CBT(Computer Based Testing=コンピュータで受ける試験) です。学校でのICT環境が整い、国が整備する公的なCBTの仕組みも広がるなかで、問題づくりや演習教材のあり方も変わり始めています。本コラムでは、問題・模試制作の現場の視点から、CBTがもたらす変化を整理します。
NEXT GIGA(GIGAスクール第2期)で教材はどう変わる?──端末更新期に考えたいこと
GIGAスクール構想によって1人1台端末が整い、数年が経ちました。いま学校現場は、最初に整備した端末が更新の時期を迎える「次の段階」――いわゆる NEXT GIGA(GIGAスクール第2期) に入りつつあります。本コラムでは、この動きをやさしく整理したうえで、教材・問題制作の現場から「これからの教材づくり」の視点を考えます。
だれもが使えるデジタル教材のつくり方──アクセシビリティの基本と実践
デジタル教材は、うまく設計すれば「だれもが使える」ものにできます。逆に配慮を欠くと、見えにくい・操作しにくい・情報が伝わらない、といった壁を生んでしまいます。アクセシビリティ(利用しやすさ)は、一部の人のための特別な対応ではなく、すべての学び手の使いやすさを底上げする土台です。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、その基本と実践を整理します。

















