依頼前に決めておくこと
校正の依頼で行き違いが起きる最大の原因は、「どこまで見るか」の認識合わせ不足です。
依頼前に整理しておきたい 6 項目を紹介します。すべて埋まっていなくても構いません。
この章でわかること
- 依頼前に固めておきたい 6 つの要件
- 表記ルール(統一表)の有無が品質を左右すること
- スケジュールは「刊行日・実施日からの逆算」で決まること
依頼前に決めておきたい 6 項目
対象物と分量
何を(教材・書籍・テスト・Web)、どれだけ(ページ数・文字量・問題数)見るか。分量は見積りの最も基本的な変数です。
チェックの範囲
素読みだけか、突き合わせか、内容の校閲や解き直しまで求めるか。「どこまで見るか」が費用と品質保証の範囲を決めます。
回数と工程
初校のみか、再校・念校まで含めるか。赤字の反映確認(消し込み)を誰がやるかも、ここで決めておきます。
表記ルール
表記統一表・用字用語集があるか。準拠する基準(教科書表記・共同通信ハンドブック等)は何か。無ければ整備からの依頼も可能です。
教科とレベル
教科・対象学年・準拠する教科書やカリキュラム。数学の検算や英語のチェックなど、教科の専門家が必要かどうかが決まります。
スケジュールと受け渡し
刊行日・実施日から逆算した校正スケジュール。紙の赤字かPDF注釈か、組版データを直接直すかなど、受け渡し方法も決めます。
依頼前チェックリスト
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今わかっている項目だけでOK。埋まっていない項目は、そのまま「相談したいポイント」になります。
すべてチェックできました。発注・相談の準備は万全です。
表記ルールが品質の
「土台」になる
6 項目の中で意外と見落とされがちなのが表記ルールです。統一表がないまま複数人で作った教材は、どんなに丁寧に校正しても「どちらに揃えるべきか」の判断がつかず、確認のやりとりが膨らみます。統一表が1枚あるだけで、校正のスピードと精度は大きく変わります。無ければ、校正と併せて統一表の整備から依頼するのがおすすめです。
すべて固まっていなくても依頼はできます。「ここは決めている・ここは相談したい」を明確にすることが、良い提案を引き出すコツです。エデュコンでも、対象物とスケジュールだけお聞かせいただければ、チェック範囲の設計からご一緒します。



