発注前に決めておくこと
音声制作で録り直しが起きる最大の原因は、話速・トーン・仕様のすり合わせ不足です。
発注前に整理しておきたい 6 項目を紹介します。すべて埋まっていなくても構いません。
この章でわかること
- 発注前に固めておきたい 6 つの要件
- 話速・トーンは「参考音源」で伝えるのが確実なこと
- データ仕様と利用範囲を最初に決めておくべき理由
発注前に決めておきたい 6 項目
用途と教材との対応
どの教材の・どのページ/設問に対応する音源か。トラックの分け方・ファイル名の付け方まで、教材本体との対応が仕様の土台になります。
分量(語数・分数)
スクリプトの語数・想定尺・トラック数。分量は見積りの最も基本的な変数で、語数から完成尺の概算もできます。
話者の要件
人数・性別・年齢感、ネイティブ(英/米など)か日本人か。試験音源なら試験収録の経験があるかも重要な条件です。
話速・トーン
対象学年・級に合わせたWPM(1分あたりの語数)と読みのトーン。試験なら実施要領との整合、学習用ならレベル感を参考音源で共有します。
スクリプトの状態
原稿は確定済みか、ネイティブチェックは済んでいるか。収録後のスクリプト変更は録り直しに直結するため、確定度が費用を左右します。
データ仕様と利用範囲
納品形式(WAV/MP3・サンプリングレート)・トラック分割・ファイル名規則。配信/CD/アプリなどの利用範囲と期間も最初に決めます。
発注前チェックリスト
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今わかっている項目だけでOK。埋まっていない項目は、そのまま「相談したいポイント」になります。
すべてチェックできました。発注・相談の準備は万全です。
話速・トーンは「言葉」より
「参考音源」で伝わる
6 項目の中で最も録り直しを生みやすいのが話速・トーンのすり合わせです。「ゆっくりめで」「明るく」といった言葉は人によって基準が違うため、参考にしたい既存の音源(過去の教材・他社の試験音源など)を1〜2点共有するのが、最も確実で早い方法です。「この音源のこの速さで/ここは変えたい」まで言えれば、サンプル収録の精度が一気に上がります。
すべて固まっていなくても発注はできます。「ここは決めている・ここは相談したい」を明確にすることが、良い提案を引き出すコツです。エデュコンでも、用途と対象レベルだけお聞かせいただければ、話者・話速のご提案からご一緒します。



