教材イラストの
発注方法
挿絵・カット、図解、理科や社会の学術図版、キャラクター、マンガ——。教材に使うイラストは種類も役割もさまざまで、発注のしかたも一般的なイラスト依頼とは少し異なります。
このページは、教材のイラスト制作を初めて外注する方のための入口です。イラストの種類から要件整理・費用・依頼先の選び方まで、6つの章で体系的に解説します。
イラストの発注は
「何のための絵か」から始まる
教材イラストの発注は、
「描いてもらう」より先に「何のための絵か」を決める。絵の役割が決まるほど、タッチ選びも見積りも正確になります
同じ「教材のイラスト」でも、紙面を和ませる挿絵と、理科の実験手順を正確に伝える図版とでは、求められる能力も制作の進め方も費用もまるで変わります。教材イラストが一般的なイラスト依頼と最も違うのは、「かわいい・上手い」だけでなく「学習内容が正しく伝わること」と「教材全体での統一感」が求められる点です。
逆に「いい感じの絵をお願いします」という状態で発注すると、タッチが紙面に合わない・内容の誤りが後から見つかるなど、手戻りにつながりがちです。このシリーズでは、発注検討者が押さえるべきポイントを6つの章に分けて解説します。
順番に読んでも、気になる章から読んでもかまいません。
かんたん診断
3つの質問で、
必要なイラストの種類がわかる
あくまで目安です。実際の教材では複数の種類を組み合わせることも一般的です。
すべての質問に答えると、結果が表示されます。
あなたに必要なのは
6つの章で分かる
教材イラストの発注
イラストの種類から要件・費用・
依頼先選びまで
- CHAPTER 01 教材イラストの種類と選び方 挿絵・カット、図解・説明図、理科/社会の学術図版、キャラクター、マンガなど主な種類と、目的別の選び方を整理。 どんなイラストが必要か知りたい方へ
- CHAPTER 02 発注前に決めておくこと 用途と掲載先・点数とサイズ・タッチ・対象学年・正確性と監修・権利と利用範囲など、発注前に固めたい6項目を解説。 何を準備すればいいか知りたい方へ
- CHAPTER 03 制作の7工程 タッチ見本・ラフ・線画・着色から監修・データ整備まで、イラスト制作の7工程と発注者の役割を解説。 制作の全体像を知りたい方へ
- CHAPTER 04 費用・料金の考え方 費用は「点数 × 仕様 × 精密さ」で決まる。見積りの読み方と、権利・利用範囲の費用、費用を抑えるコツを解説。 予算とスケジュールの目安が欲しい方へ
- CHAPTER 05 依頼先の選び方 教育教材の実績、学術的正確性、タッチの統一力、編集との連携、権利処理まで、依頼先選びの5つの視点。 発注先を検討している方へ
- CHAPTER 06 よくある質問 費用・納期・タッチの統一・修正回数・図版の正確性・著作権/二次利用・納品データなど、よくある質問に回答。 個別の疑問をすぐ解消したい方へ
教材イラスト制作の用語集
各章で出てくる専門用語を
やさしく解説
- タッチ(画風)
- 線の太さ・塗り方・デフォルメの度合いなど、イラストの絵柄のこと。教材では対象学年や紙面デザインに合わせてタッチを選び、全体で統一します。
- ラフ
- 本制作の前に構図・内容を確認するための下描き。修正はこの段階で集中的に行うのが基本で、着色後の大きな変更は作り直しに近くなります。
- 線画・着色
- ラフ承認後の本制作工程。線を清書(線画)し、色を塗る(着色)。ここから先の修正コストが大きいため、ラフ承認が品質の節目になります。
- 設定資料(キャラクターシート)
- キャラクターの三面図・表情集・色指定などをまとめた資料。複数の場面・複数の描き手でもキャラクターがブレないための設計図です。
- 監修
- 理科の器官図や歴史の資料図など、内容の正確性を専門家が確認すること。教材イラストでは絵の完成度と同じくらい重要な工程です。
- 買切りと使用許諾
- イラストの権利の扱い方。著作権譲渡(買切り)か、利用範囲を定めた使用許諾かで、費用も改訂・二次利用のしやすさも変わります。
- 解像度・CMYK
- 印刷教材では原寸350dpi程度の解像度とCMYKカラーが基本。デジタル教材ではRGB・画面サイズ基準になるなど、納品データの仕様が変わります。
この解説について
教材のイラスト・図版を作り続ける制作会社が、
実務目線で書いています
執筆・監修
株式会社エデュコン
学習教材の挿絵・キャラクター・図解から理科/社会の学術図版まで、教材の編集・校正・組版と一体でイラスト制作を手がける教育コンテンツ制作会社です。原稿の内容を理解した上で描き起こし、監修・校正と連携して正確性を担保する——本シリーズは、日々教材のイラスト・図版をつくっている現場の実務知識をもとに執筆しています。
- 学習教材 取引500社以上・教育ITコンテンツ 300社以上の実績
- 編集・校正・図版・組版・著作権処理を社内で横断
- 対象学年・教科に合わせたタッチ提案と教材全体での統一
※ 会社の沿革・代表者情報はコーポレートサイト (educon.co.jp)をご覧ください。



