デジタル教科書と子どもの健康──目・姿勢への配慮と、上手な使い方
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デジタル教科書が広がるなかで、多くの保護者や先生が気にかけているのが、子どもの健康への影響です。画面を見る時間が増えることで、目や姿勢は大丈夫だろうか――。この不安は自然なものです。実際、国の検討会議でも健康への影響が論点の一つとして取り上げられました。本コラムでは、教材・問題制作の現場の視点から、目・姿勢への配慮と、家庭や学校でできる上手な使い方を整理します。(導入検討の全体像は、デジタル教科書の導入検討はいまをご覧ください。)
なぜ「健康」が論点になるのか

まず、健康が話題になる背景を確認します。
画面を見る時間が増える
デジタル教科書では、これまで紙で読んでいた内容を画面で読むことになります。授業に加えて家庭学習でも使えば、画面と向き合う時間は自然と増えます。だからこそ、目や体への負担にあらかじめ配慮しておくことが大切になります。
国も健康への影響を検討
国の検討会議でも、健康の専門家へのヒアリングが行われ、影響と配慮のあり方が議論されました。心配だけを募らせるのではなく、どう使えば負担をやわらげられるかを、根拠にもとづいて考える姿勢が大切です。
目への配慮

まず、いちばん気になる目への配慮です。
目の疲れをためない
近くの画面を長く見続けると、目は疲れやすくなります。ときどき遠くを見て目を休める、まばたきを意識する、といった小さな習慣が負担をやわらげます。「少し使ったら、少し休む」を基本にしましょう。
明るさ・距離・時間を整える
画面の明るさを周囲に合わせて調整する、目と画面の距離を十分にとる、使う時間を区切る――この3つが基本です。暗い場所で明るい画面を見たり、顔を近づけて長時間見続けたりするのは避けたいところです。
姿勢への配慮

見落としがちですが、姿勢への配慮も大切です。
うつむき姿勢に気をつける
タブレットを机に置いて見下ろすと、首が前に傾いた「うつむき姿勢」になりがちです。この姿勢が続くと、首や肩に負担がかかります。画面をやや立てて目線を上げる、背筋を伸ばして座る、といった工夫で負担を減らせます。
環境を整える
机と椅子の高さを体に合わせる、画面に照明や窓の光が映り込まないようにする――こうした環境づくりも、無理のない姿勢と見やすさにつながります。
上手な使い方の工夫
工夫しだいで、デジタル教科書はぐっと使いやすくなります。
休憩をこまめにはさむ
一気に長く使うのではなく、区切りで休憩をはさむのが効果的です。休憩中は画面から目を離し、体を動かすとよいでしょう。学校でも家庭でも、この「区切り」を意識することが健康を守ります。
紙とうまく併用する
すべてをデジタルにする必要はありません。じっくり読む・書き込む場面は紙で、操作や反復はデジタルで、と使い分ければ、画面と向き合う時間を適度に保てます。紙とデジタルの併用は、健康の面でも理にかなっています。
教材・制作の視点から

実は、教材の「つくり方」も健康と関わっています。
見やすい設計は、健康にもやさしい
文字が小さすぎない、色のコントラストが十分、余白がゆったりしている――こうした見やすい設計は、目の負担を減らします。ごちゃごちゃと詰め込まず、必要な情報を大きく・すっきり見せることは、学びやすさと健康の両方に効きます。私たちが教材づくりで大切にしているのも、まさにこの点です。
よくある質問(FAQ)
デジタル教科書は目に悪いのですか?
使い方しだいです。長時間、近く・暗い場所で見続ければ負担は大きくなりますが、明るさ・距離・時間を整え、こまめに休憩をはさめば、負担は大きくやわらぎます。国も健康への影響を検討しながら、配慮のあり方を整理しています。
家庭で気をつけることは何ですか?
「明るさ・距離・時間」を整えること、こまめに休憩をはさむこと、そして紙とうまく併用することです。使う時間を決め、ときどき目を休める習慣をつけると安心です。
姿勢はどうすればよいですか?
画面を見下ろす「うつむき姿勢」を避け、目線を上げて背筋を伸ばすのが基本です。机や椅子の高さを体に合わせ、画面に光が映り込まないようにすると、無理のない姿勢を保てます。
まとめ
デジタル教科書と健康は、正しく向き合えば、過度に心配する必要はありません。目への配慮(明るさ・距離・時間)、姿勢への配慮、こまめな休憩、そして紙との併用――この工夫で、負担は大きくやわらぎます。さらに、文字サイズやコントラスト、余白といった「見やすい設計」は、学びやすさと健康の両方を支えます。エデュコンは、子どもが安心して学べるよう、見やすく健康にもやさしい教材づくりに取り組んでいきます。文字サイズ・見出しの階層・余白といった体裁は教材のフォーマットデザインとして、画面で学ぶ教材そのものはデジタル教材制作として承っています。
この記事を書いた人 / 監修
エデュコン教材制作チーム
創業以来、500社以上の教育機関様の教材制作を支援。
教育・IT・編集のプロフェッショナルが集まる専門チームが記事を監修しています。





















