発注前に決めておくこと
すべて確定してから相談する必要はありませんが、この章の8項目が整理されているほど見積りの精度が上がり、
制作もスムーズに進みます。特に「原稿の有無」と「使用開始時期」が費用とスケジュールを大きく左右します。
この章でわかること
- 見積りの精度を上げる8つの整理項目
- 手元にある素材(原稿・既存教材)の棚卸しのやり方
- 相談前のチェックリスト
整理しておきたい8項目
- ① 目的と使われ方 授業併用か自学自習か、いつ・どの場面で使うか。第1章の「型」がここで決まる
- ② 対象とレベル 学年・習熟度・前提知識。同じ単元でも対象レベルで問題も説明もまるで変わる
- ③ 教科・科目と範囲 教科数・単元範囲・教科書準拠の要否。準拠する場合はどの教科書かも
- ④ 分量 ページ数・冊数の目安。既存教材や競合教材を「これくらいの厚さ」と示すだけでも十分
- ⑤ 原稿の有無 執筆から任せるか、原稿を支給するか、既存教材の改訂か。費用構造が最も変わる分岐
- ⑥ 体裁 判型(B5/A4)・色数(1色/2色/4色)・別冊解答の有無・書き込み式かノート併用か
- ⑦ 納品形態 印刷・製本まで頼むか、印刷用データ(入稿データ)までか。部数と配布方法も
- ⑧ 使用開始時期と改訂 新学期・講習会など使用開始から逆算した納期。毎年・改訂ごとの更新見込みがあるか
費用を左右する「素材の棚卸し」
教材はゼロから書き下ろすほど高く、手元の資産を活かすほど抑えられます。発注前に「使えるもの」を洗い出しておくと、見積りの段階で最適な進め方を提案してもらえます。
既存の教材・プリント
授業プリントや旧版教材は改訂・再編集の土台になる最重要素材。Word・InDesignなど元データがあると特に有利。紙しかなくても再組版で対応できる。
カリキュラム・シラバス
単元配列・進度表は台割(ページ構成)の設計図になる。指導方針のメモでも役立つ。
参考にしたい教材
「この教材のこの部分が理想」という実物例は、文章で説明するより速く正確に伝わる。
非公開の教材・情報を含む場合
塾のオリジナル教材や学校の試験関連資料など非公開情報を扱う場合は、秘密保持契約(NDA)を結んだうえで制作を進めるのが一般的です。素材の受け渡し・保管・返却の取り決めにも対応します。
相談前チェックリスト
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すべて確定していなくてもOKです。埋まっているほど、初回の打ち合わせから具体的な提案と概算が受けられます。
すべてチェックできました。発注・相談の準備は万全です。



