「大学入学共通テスト」の記事一覧
大学入学共通テストに関するコラムをまとめたテーマ。問題評価・分析委員会報告書の読み方、国語・数学・英語・歴史の令和8年度の評価、情報Ⅰの2年目の評価と用語の扱い、新課程対応のテスト作成の進め方を解説します。
CHAPTER 01教科別の評価を読む
報告書が示した出題の方向
令和8年度 共通テスト「問題評価・分析委員会報告書」とは──入試問題は誰が、どう評価しているのか
大学入試センターが、令和8年度(2026年1月実施)の大学入学共通テストについて「問題評価・分析委員会報告書」を公開しました。共通テストは「実施して終わり」ではなく、出題された問題そのものを毎年、専門家が評価・分析して公表しています。あまり知られていませんが、出題のねらいや今後の方向性を読み解ける、受験生・保護者・指導者にとっても有益な資料です。本コラムでは、この報告書とは何かを整理し、教科別評価のダイジェストと、教科を横断して見える共通の方向性・課題までを概観します(各教科の詳しい評価は、教科別のコラムで取り上げます)。
共通テスト「国語」令和8年度の評価──新課程の「実用的な文章」と、分量・難度のバランス
令和8年度(2026年1月実施)の大学入学共通テスト「国語」について、大学入試センターの問題評価・分析委員会報告書が公開されました。新しい学習指導要領(新課程)に対応した2年目の試験で、新たに加わった「実用的な文章」の大問や、試験時間に対する分量のバランスが論点になっています。本コラムでは、国語の出題の特徴を大問ごとに掘り下げ、評価のポイントと、受験生・家庭でできる対策を整理します(報告書そのもののしくみは別コラム「共通テストの問題評価・分析委員会報告書とは」で解説しています)。
共通テスト「数学」令和8年度の評価──全範囲からバランスよく、考える過程を問う
令和8年度(2026年1月実施)の大学入学共通テスト「数学」について、大学入試センターの問題評価・分析委員会報告書が公開されました。数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B・数学Cともに、全範囲からバランスよく出題され、適切と評価されています。本コラムでは、出題の特徴を分野ごとに掘り下げ、評価のポイントと、受験生・家庭でできる対策を整理します(報告書のしくみ自体は別コラム「共通テストの問題評価・分析委員会報告書とは」で解説しています)。
共通テスト「英語(リーディング)」令和8年度の評価──多様なテキストと「書くこと」、平均点上昇の背景
令和8年度(2026年1月実施)の大学入学共通テスト「英語(リーディング)」について、大学入試センターの問題評価・分析委員会報告書が公開されました。平均点は前年より上昇し、多様なテキストを目的に応じて読み解く出題が、おおむね適切と評価されています。本コラムでは、英語リーディングの出題の特徴を大問の流れとともに掘り下げ、評価のポイントと、受験生・家庭でできる対策を整理します(報告書のしくみ自体は別コラム「共通テストの問題評価・分析委員会報告書とは」で解説しています)。
共通テスト「歴史総合・日本史探究」令和8年度の評価──新課程の探究と、初見資料を読み解く力
令和8年度(2026年1月実施)の大学入学共通テスト「歴史総合・日本史探究」について、大学入試センターの問題評価・分析委員会報告書が公開されました。新しい学習指導要領(新課程)に対応した科目として2回目の実施で、初めて見る資料を読み解く力や、探究的な学習を想定した出題が特徴です。本コラムでは、その出題の特徴を大問ごとに掘り下げ、評価のポイントと、受験生・家庭でできる対策を整理します(報告書のしくみ自体は別コラム「共通テストの問題評価・分析委員会報告書とは」で解説しています)。
CHAPTER 02情報Ⅰと新課程対応
新しい教科のテストをどう作るか
共通テスト「情報I」2年目の評価とは──平均点低下の理由と、これからの対策
2025年に始まった大学入学共通テストの新科目「情報I」。その2年目となる2026年度(令和8年度)試験について、専門家による評価が公表され、平均点が前年から下がった一方で「良問がそろい、過度に難しいわけではない」と評価されたことが話題になっています。本コラムでは、情報Iがどんな科目かをおさらいしたうえで、今回の結果の受け止め方と、高校生がいまから取り組める対策を整理します。
「情報Ⅰ」の入試問題に、その用語は使ってよいか──情報処理学会「全教科書用語リスト第2版」と総意率の読み方
「この用語は、説明なしで問題文に書いてよいのか」。高校の「情報Ⅰ」は2022年度に必履修科目になり、2025年からは大学入学共通テストでも出題されていますが、教科の歴史が浅く、どの用語がどの程度まで共通の前提になっているのかがはっきりしません。作問する大学や、教える高校の先生が判断に迷うのはこの点です。その判断材料として、情報処理学会の情報入試委員会が2026年10月13日、「情報科全教科書用語リスト第2版」を公開しました。2026年度版の「情報Ⅰ」教科書に合わせた改訂です。本コラムでは、公開されたスプレッドシートを実際に開いて、何が入っているのか、「総意率」をどう読めばよいのか、改訂でどんな用語が増え、どんな用語が消えたのかを確認し、入試問題をつくる側から見た使い方と注意点を整理します。
「情報I」のテスト作成は無理? 共通テスト新課程対応と外注の進め方
「2025年の共通テストから『情報I』が必須化されるが、対策問題が作れない」「国語の『実用文』や、数学Cの復活など、変更点が多すぎて現場の手が回らない」 現在、多くの高校や予備校の教務現場で、悲鳴に近い声が上がっています。これまでの入試改革と今回の新課程入試が決定的に違う点。それは、対策をするための最大の武器である「過去問が存在しない」ということです。 特に新設科目である「情報I」に至っては、教える教員自体が不足しており、他教科の先生が兼任で教えているケースも少なくありません。そのような状況で、入試本番レベルの予想問題を作成することは、物理的にもスキル的にも不可能です。 本記事では、新課程入試という「未知の領域」において、なぜ内製(先生による作問)がリスクとなるのか、そして専門機関に外注すべき理由について解説します。













